『カルマ』
いいアルバムですね。
最初は「なんじゃこりゃー」だったピコピコビヨンビヨンした曲も、聴けば聴くほどに味が出てきます。
全体的にそんな感じ。スルメアルバムだ。
『志恩』や『球体』よりは、一般的には聴きやすいかもしれない。
俺としてはもうちょっとゴリゴリしてほしいところがあるけれども。
アルバム新曲に関してはまだ歌詞も覚えてないし、コメントはおいておくとして。
「フォーリングダウン」は昨日書いたのでいいとして。
「約束 Original Lyric Ver.」と「フリージア Karma Edit」について。
前者は以前(「約束」発売当時ぐらい)雑誌のインタビューで「『僕ら空高く~』のところ、もともとは『僕は空高く~』だったんですよ」という逹瑯のコメントを見ていたのでなんとなく想像はしていたんですが、果たしてその通りでした。
けど、こっちのほうがやっぱりいいんじゃないかな。
もともとアニメの主題歌用に作った曲ではなく、作ってた曲がアニメの世界観やテーマにあっていた、というのが「約束」の実際のところなんですが。
テーマが、逹瑯の飼っていた猫についてなんです(テトとは別)
昔、逹瑯が拾ってきた野良猫が、白血病にかかり一週間で死んでしまったらしいんです(余命1,2年と言われていたらしい)。
逹瑯に拾われなければ孤独に死んでいくはずだった猫が、最後は逹瑯の腕の中で死ぬことができ幸せだったのでは?と、愛猫の死について、昔のムックのように悲観的にではなく前向きに綴った歌詞なんだそう。
「限りある 明日への記憶 サヨナラは君の腕の中」の部分はその猫視点だそうで。
これを実はわたくし、昨日まで知らなくて。
あくまで「アニメ用に作ったわけではないけど、アニメの世界観に合った曲」として、いちナイトレイドファンとして聴いていたところがあったんですが、そういう真のテーマを知ってから聴くと、まるで違った曲に聴こえてきました。
俺も半年ちょっと前に同じような経験をしているので、彼の姿を、この歌詞に書かれた猫に重ねてしまって。
泣きました。ちょっと。
見事なもんです。
たったひと文字。あなどれねえ。
で、後者のフリージア。
これは、アレンジなどは基本的に一緒なんですが。
シングル版ではラストがフェードアウトだったんですが、カルマエディットでは最後まで聴けます。
かつての「流星」と同じですね。
これがまた。またまたまた。
少し曲が長くなっただけなのに、全然違う。
アルバムのラストを飾るのに相応しい曲になっていると思います。
こんなに変わるもんなのか。
個人的に最強だった「リブラ」締めの『志恩』、「流星」締めの『極彩』に並び……いや、超えたかも。
まだまだ味が出てきそうです。この『カルマ』。
絵、模型、写真、、、。
苦手なもの:においが強いもの